『イヤーエイカーズ・セル』
約135,000文字
2014年4月冒頭のみ執筆
2014年11月頃、全話公募に提出
2015年4月改稿後オンラインに再公開
あらすじ―― 高校に入る前の春休み、詩音は映画館の行列に割り込む女をみかけた。彼女は『セル会員カード』を示して悠々と中に入っていった。最初はぜんぜん興味をひかなかったその出来事だったのに……
ふとしたきっかけからイヤーエイカーズ・セルクラブに入会してしまった詩音。耳にピアスをつけてから、彼女の人生は大きく狂っていく。
ささやかな幸せを得るために、莫大な代償を払うのは彼女だけではなかった。
巨大な企みの前に、みずからの大切なものを守ろうともがく人たちの物語。
講談社の小説道場という企画用に元々書いた記憶があります。冒頭部分だけを応募して、入賞すると続きが読んでもらえる、んだったっけ？
提出時にはまだ続きなぞ考えてもいませんでした。その時の冒頭は見事落選。でもめげずに何とか続きを書いて、何となくその頃見かけた『GA大賞』の公募に出してみたらなんと一次通過……あたしゃ、びっくりだったよ、って思い出の作です。二次は通りませんでしたがね。キャラへの共感性があまり……というご指摘だったような。メインキャラだけで女５人、男２人(+おっさん１人)出てきたかなあ。なぜそんなに人が出てくるのだ、と自分でも思ったよ。まあ、そんな悪い見本ですがよろしければ。
イヤーエイカーズ・セル